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屋上の家

2022.7 竣工 

所在地   東京都清瀬市

用途    専用住宅

構造・工法 在来工法

床面積   114.83

工事種別  新築

施工    坂上工務店

撮影    髙井和喜

春は屋上でお花見が楽しみな3世帯+猫が同居する住宅です。

西武池袋線清瀬駅から15分ほど歩いた住宅街。大都会東京でありながら道すがら清瀬市名産の人参畑が残る風光明媚な雰囲気も残した土地柄。清瀬市近辺で土地探しから設計のご依頼をいただきようやく探し当てた敷地です(東京は土地が少ない)。敷地形状は道路側に末広がりと縁起が良く、コストの高い土地を建蔽率ギリギリまで使い切ることを念頭に、建物の平面形状も末広がりとして道路側に広がっています。

親子3世帯と猫が同居する条件としては車椅子に対応した暮らしです。玄関までスロープで乗り上げられそのまま1階のダインニングスペースに至ります。また、1階は3世帯憩いの場として水回りトイレ寝室が同フロアで完結しています。2階は若世帯の寝室とリビングを設け家族内にも程よく距離をとれるようにしています。そして、2階リビングから出られる屋上からは道路を挟んで桜の大木が鎮座しており借景として利用させていただきます。ヨソのお宅の桜ですが樹齢100年は優に超えた存在は地域の共有財産です。

不必要な開口部

特に都市生活では開口部の設計は慎重に行いたいところ。開口部が少なくてもあるべきところにあれば室内は明るいのです

マッシブな外観

通りには歩行者が少なくプライベート空間は奥まっているので日中は木製ブラインドを開いても気にならないと思われる。 単純な箱の集積であり末広がりなファサード

2階リビングから屋上に出る

春にお花見が楽しみな屋上

建設時の桜

隣の芝は青く、ヨソの桜は満開(建設時の桜)

夜の風情

ダイニングスペースは大胆に開いた。故に玄関はない。 窓は木製の枠を特注してすべて嵌め殺しとした。 窓としての美しさを求めた

両親室

ご両親の部屋は下屋部分として計画 2階で子供が走り回っても安眠が保証されている

1階の居間

1階の居間は床下に炬燵が隠れている。 炬燵でみかんがキーワード 奥様がお琴奏者で練習の場としたり客間として利用する

オリジナルダイニングキッチン

ダイニングキッチンはモールテックス仕上げで一体に製作 動線や空間の使い方は変えられないが変える必要もないので一体で製作した

キッチンとパントリー

キッチン家電は死角に隠す 建具がいらないのでコストダウン+省スペース 階段下は収納と床下エアコンを設置

吹抜けの階段

吹抜けのある階段は南側として開口部を2層積み上げた 隣地は建物がひしめいているが、少ない空から光を有効に取り込んでいる

道路まで抜ける窓

中庭のような風情 道路際からアプローチに植栽を施した 木々の成長したらよりプライベートな雰囲気になることでしょう

ユーティリティ

水廻りは2階からの動線の他居間からの動線もあり回遊性を有する

造作階段

階段は光の井戸 ダイニングキッチンは前後に空間が抜ける空間で明るさと広さを感じる

2Fリビング

吹抜けに面したカウンターはリモートワークで利用 ミニキッチンを設けコーヒーをドリップで頂く

マスターベットルーム

寝室は天井高さを抑え落ち着いた雰囲気 プロジェクターを投影してリラックスする

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